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Column

ひとりでも、ふらっと立ち寄り餃子&ワイン@新宿

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前回の渋谷編より北上し、今回は新宿編。

仕事帰りに餃子1皿とワイン1杯、それが可能な店は新宿にも2軒ある。
1軒目は、肉汁がほとばしる迫力の餃子を提供する「餃子とワインバル 獏」。





新宿御苑前駅から徒歩1分、新宿通り沿いの赤い看板が目印だ。





ああ、そうそう。それを食べに来たの。
と、壁の張り紙を見て餃子オーダーはさっくりと決まったところで、さて、ワイン。





グラスワインは白2種、赤2種。サンジョヴェーゼを選んでみた。

カウンター上の黒板を見ると、ボトルでは濃厚な赤ワインが数本セレクトされている。そこから類推するに、餃子も肉がギッシリで濃いに違いない。
もしやサンジョヴェーゼ、餃子に負けるか……と不安になりつつ、お通しを突きながら待つこと15分近く。





ようやく、
「肉汁があふれるから気を付けて」
との忠告とともに餃子が運ばれてきた。
1皿に餃子は5個。ショウガを添え、黒酢を付けて食べるのがお薦めだそう。

(※黒酢の瓶とワイングラスが並ぶと、まるで黒酢を飲んでいるように見えるけれど、グラスの中身はサンジョヴェーゼですのでご安心を)





箸で餃子の皮を破ると、そこでは肉汁がタプタプ。「まるで小籠包」のキャッチフレーズに、嘘はなかった。都内で売られている焼き小籠包より、こちらの餃子のほうがよっぽど小籠包らしい。皿にこぼれた肉汁も、最後は啜る。

ところで、グラスで頼んだ赤ワインは餃子と合わなくもなかったけれど、いかんせん、温度が「夏のお店の常温」。あと10℃冷たければ嬉しかったなぁ。
餃子とワイン、両方に力を入れるのはむずかしいのだろうけれども、「獏」はより餃子に力を入れているようだった。

新宿のもう1軒は「獏」から徒歩5分、餃子よりワインへの集中力をひしひしと感じる「餃子とタパス 雷紋」。





新宿へ行くたび「うわ、また増えた!」と驚かされるワインバー「MARGO」の系列店である。「MARGO」のおかげで、グダグダだった新宿三丁目がどんどんスタイリッシュになっていく。
そして「雷紋」の店頭には、黒板が何枚も積み重なっていた。餃子カラーが弱まるくらい、ワインとタパスの名前がぎっしり書き込まれている。







ワインバーの流れを汲み、グラスワインだって各国選び放題だ。
この日はスパークリングで喉を潤すことにした。
餃子は、「焼き餃子5ヶ400円」と「羽根付き焼き餃子5ヶ450円」で迷いつつ、結局は羽根付きに。ようは羽根代が50円か。




目の前にやってきたのは、羽根の下に小ぶりな餃子が円に連なる一皿。脇に、グレープフルーツの柑橘香が爽やかな特製ダレが添えられる。タレにつけて噛みしめると、肉餡は八角風味でアッサリ。ワインは万能な泡だけでなく、辛口ロゼでも合いそうだ。
2軒目、3軒目で「シメに餃子を」と流れてくる客が多いようで、料理にボリュームはさほど必要とされないらしい。「1軒だけ立ち寄り、餃子とワインでさくっと帰る」人には、やや物足りないかも。


餃子とワインが揃っている店を知っておけば、「今、餃子の気分」という突発的な欲求を、タイミングをずらすことなく満たしてくれる。
いっそのこと、旨い餃子屋の親父と仲良くなって、ワインボトルもグラスも自分で持ち込む手もある。だが、それはかなりの上級者コースで……
人見知りやさんや、面倒くさがりやさんは、これらの店へひとり気ままに立ち寄り、ひっそりと満足して家路につけば、それでいいのだ。


文・山本ジョー


餃子とワインバル 獏
東京都新宿区新宿2-1-8 エスケー新宿御宛ビル
050-5797-4979

餃子とタパス 雷紋
http://www.rai-mon.com/