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パリ在住ライターが現地情報をお届け! ワイン&フードダイアリー 50

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みなさん、こんにちは!
街はすっかりクリスマスムード。
クリスマスやお正月に飲むワインをどれにしようか、
と楽しく悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
ワインを選ぶなら、お気に入りのショップで選びたいものですね。
そこで今日は、ロンドンにある英国最古のワインショップのリポートです。

お伺いしたのは、
Berry, Bros& Rudd(ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッド)。
英国王室御用達、1698年から続く、老舗中の老舗です。

ショップはSt.James’s Streetにあり、高級感漂う界隈には、
デパートのフォートナム&メイソンや
オークションハウスのサザビーズなどがあります。





11月初めにお邪魔しましたが、すでにクリスマスモード!
ボトルが積み上がっているディスプレイは、モダンで斬新。
看板にコーヒーミルがデザインされているのは、
ワイン商を始める前に、コーヒー豆の専門店だったことの名残です。





この日案内していただいた、ショップマネージャーのフランシス・ユイクさん。
理知的な語り口が印象的なフランス人です。





ショップの内側から、入り口を撮影したところ。
歴史を感じさせる、シックな内装です。





これはなんとレジ!
クラシックな家具と近代システムが融合しています。
さすがイギリス、ステキですね〜。


ワインショップと便宜上書きましたが、
実際はワインとスピリッツを商うマーチャント。
約4000銘柄のワインとスピリッツの
ショップやインターネットでの小売、また卸売、
ワイン投資のアドバイス、ワインスクールなどなど、
事業は多岐にわたっています。
こちらの本店自体はとてもこぢんまりとしているのですが、
別の場所に大きなセラーがあるそうです。





本店には、スピリッツとワインそれぞれがディスプレイされている、
小さな部屋があります。
実際の取り扱いは4000種類もあるので、
すべてのボトルを並べられるわけではなく、
訪れた人は求めているアイテムを店員と
相談しながら決めていくスタイルです。

店内には、ところどころに歴史を忍ばせるものが見られます。





こちらは、手書きだった時代の台帳。
売り上げた商品ひとつひとつ、丁寧な字で記されています。





これは、1912年にタイタニック号が沈んだ次の日に、
タイタニック号を周遊していた船会社から送られてきた郵便。
ワインとスピリッツ合わせて69ケースが一緒に沈みましたという報告だそうです。
ドラマチックな悲劇の裏にある実務面の史実、興味深いですね。

この日は、一般には公開されていないお部屋にもご案内していただきました。






奥にある格調高い応接室では、今も大事な取引が行なわれるそうです。

そして、地下のセラーにも潜入!
埃をかぶって静かに時をすごすワインとスピリッツの数々は、
とても貴重なものなので、しっかりと扉に鍵がかけられていました。






ベリー・ブラザーズ・アンド・ラッドは日本にも支店があり、
オンラインで日本でもワインを買うことができます。
こだわりのセレクションを、ぜひ見てみてくださいね。


www.bbr.co.jp

さて、今回をもってこの連載は終了です。
みなさま、お付き合いありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています!

文・吉田恵理子

Berry, Bros& Rudd ウェブサイト
www.bbr.com