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パリ在住ライターが現地情報をお届け! ワイン&フードダイアリー 46

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みなさん、こんにちは!
10月に入り、パリではずいぶん日が短くなりました。
朝晩は冷え込むことも多く、ついに秋の到来。
市場ではセップ(ポルチーニ)などの天然キノコも
多くみかけるようになり、おいしい季節の始まりを告げています。

さて今日は、パリ唯一のクロアチア食材店のお話です。

モンマルトルからほど近い、プラス・ド・クリシーからすぐのところにある、
ZELENA(ゼレナ)はクロアチアの高級食材を扱うお店。





ゼレナとは、クロアチア語で緑色のことだそう。
オリーブオイルの緑、そしてナチュラルな食材を揃えている
という意味で、この名前にしたそうです。
お店には国旗が飾ってあり、異国感満載。





お店を取り仕切るのは、クロアチアのルーツをもつイリナさん、
そしてパートナーのド・シリルさん。
パリは移民が多く、国際色豊かな街ですが、
意外にもクロアチア料理店は1軒だけ、
そして、このゼレナが初めての食材店なのだそうです。





クロアチアはアドリア海に面した国で、
海岸部、内陸部で食文化はバラエティに富んでいます。
有名な食材はオリーブ、食肉加工品、チーズ、ハチミツ、ワインなど。
そしてトリュフの産地でもあり、白トリュフ、黒トリュフともに
質が高いので有名だそうです。





こちらは、パシュキ・シアという羊のチーズ。
アドリア海のパグという島の特産品です。
塩を含む海風が牧草地に吹き付け、
香り高い草が育まれ、それを羊が食べて育つため、
このチーズは特別な味になるのだそうです。





こちらはクレンヌという乾燥ソーセージ。
国の法律によって造り方が守られているそうで、
使用材料は豚肉・パプリカ・塩・コショウ、以上!
ほかのものは一切加えてはいけません。
燻製され、6〜9カ月の熟成が行なわれるのが普通だそう。





こちらは、黒トリュフ入りのサラミ。
トリュフは北部の名産品だそうです。
香り高く、なんとも贅沢な味わい。





オリーブオイルも大切な食材。
イタリア、フランス、スペインのものとは、
また違った青みの強さ、フレッシュさが魅力。
写真のものは、トリュフ入りのオリーブオイルです。

さて、ワインも古くから飲まれていますが、
最近では品質の高いものも多くあり、
クロアチア国外の高級レストランで
オンリストされることも、珍しくないそうです。

こちらでは自社輸入も含め、
10数軒のワイナリーのワインを取り扱い。





赤と白を比べると白の方が生産、(クロアチア)国内消費ともに多く、
大きな特徴は、どちらもアルコール度数が14〜15%ととても高いこと!

赤は総じて、タンニンも味もとても強め。
数えきれないほどの地場品種が存在しますが、
赤の主要品種はテラン、プラヴァック、
白はグラズビナ、マルヴァジア、ポジップなど。
ワインに限らず、クロアチアではオーガニック栽培が普通だそうで、
どのワインもとくに記されていなくても自然な造りとのこと。





ブランデー類も豊富で、スモモ、サクランボ、ハーブなどのお酒を
土地のひとは好んで飲むそうです。

ワインも食材も、おふたりが厳選した質の高いものばかり。
食を通してクロアチアの魅力を発見できるゼレナ。
パリにいらした際には、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

では、また来週!


文・吉田恵理子/パリ在住


ZELENA ゼレナ
26 rue des dames, 75017 PARIS
Tel: 01 73 74 22 34
HP: http://zelenaparis.com/