
シャンパンチェアというのは、スパークリング・ワインのストッパーであるミュズレと針金を使って作る椅子のミニチュアです。
何時、何処で、誰が始めたかは分からないですが、バブルの頃はよく見ましたね。というわけで、若い人はひょっとしたら知らないんじゃないかと思って久しぶりに作ってみましたよ。
作り方はいたって簡単。まず、針金の輪になっている部分をペンチで切ります。

この輪の部分は4本の脚に固定されていないので、引っ張るとするするっと抜ける。

次に、切った針金を脚部分に巻き付けて、

余った部分をペンチで切れば、


出来上がり。どうです、椅子っぽく見えるでしょ?
ところでこのシャンパンチェア、そもそもレストランでデート中に、男がササッと作って「ほーら、シャンパンチェア!」「わーカワイイ!」という、ようは彼女へのご機嫌取りとして発案されたものらしく、つまりは素手で作るのが基本とされています。
というわけで、素手で作る方法のご紹介。まずココ↓

の部分を手でグリグリってやって、針金をほどく。ここがちょっと大変かな。

なんとかほどいて外した針金は、そのままだと長いので、グリッと丸めて、

脚部分に巻き付けて出来上がり。ちょっと不格好だけど、道具を使わないで作るとこんな感じ。デート中のレストランで、即席で作るんだったらこれで十分。
不格好な背もたれは、家に帰ってからペンチで形を整えて、次のデートの時に渡すといいかな?

「ナニこれ。」
「ハ、ハート、かな?」
逆効果の場合もあるので、器用な人のみの技っていうことで。
ま、コルクを立ててテーブルっぽく演出したり、フィギアを置いたりしてミニジオラマふうに楽しむのがいいでしょう。ではまた!
